スマホの急速充電とモバイルPCの充電にAnker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)を使用している。この商品はコードの長さが1.5mあるので、我が家では枕元に置いて家用として使っている。
結構気に入ってて、自分は重宝しているけどすべての人におすすめできる商品ではないので注意。
コードがかさばるので持ち運びには適さないのと、1つのポートから65W出せるわけではないのと、今買うなら新しいモデルが出ていることに注意してほしい。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)の特長
4ポート合計65Wで急速充電ができる
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)は4つのポートを備えたPD充電対応の急速充電器だ。
Type-C端子1つ、Type-A端子が3つで合計4台までの充電ができる。
特にType-C端子はPDに対応しているため、スマホを夜充電し忘れて、朝起きてから充電しても自分のiphone12なら1分間に1%以上のペースで急速充電してくれるため身支度している間に充電を回復することができる。ちなみにAnker 公式サイトによると30分の充電でiphone 11 Proは50%充電できるとのことだが、体感的にはそれくらいで充電してくれているのを実感している。
サイズは結構大きめ
Type-C端子が1つとType-A端子が3つ横に並んでいるので横幅は結構大きめ。
左にお気に入りのAnker Nano II 45Wと並べて写真を撮ってみた。ポートが1つのAnker Nano II 45Wと4つのAnker PowerPort Atom III Slimを比較するのは間違っている気がするが…とにかくそれなりのサイズであるということ。
コード込みで質量をはかってみると239gなので、スマホ+卵1個分くらいでると考えるといいかもしれない。ちなみにAnkerのホームページには142gと書いてあるがこれはきっと本体だけでコードは含まない重さだと思う。
コードがしっかりしているので、本体以上にかさばる。
出力は65Wだけど注意が必要
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)は65W出力ではあるんだけど注意点がある。それは1つのポートから65W出力ができるということではなく合計で65W出力であるという点である。
・Type-C:MAX45W
・Type-A:MAX20W(3ポート合計で)
だから一つのポートから65Wの出力を期待して買うと、実際は45Wしか出ないのでがっかりすることになる。注意してほしい。
65Wという書き方ではなく”45W+20W”みたいな書き方をしたほうがみんなハッピーになれるのではと思うのは自分だけだろうか。
ただ、45W出力があればHP Pavilion Aero 13-beにも充電できるし、M1 MAC BOOK AIRだって充電できる。
コンセントから離れたところでも使えるのが素晴らしいが、持ち運びには適さない
この製品の特長としては、コードがあるのでコンセントから離れたところにUSBの充電ポートを作ることができることである。コンセントの延長タップの代わりをしてくれるので、我が家では枕元に置いて使っている。
携帯電話を充電するために、枕元や手元までに延長コードをわざわざ伸ばしている人にはおすすめな商品だ。
コードの長さは1.5mなのでコンセントが床に近いところにあって、机の上で使いたい時なども十分な長さであると思う。
その反面、コードがかさばるので持ち運び用にはあまりお勧めできないと考えている。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports) おすすめできる人
この商品をおすすめできる人は
・スマホ以外にPD充電対応のモバイルPCやタブレットを持っている人
・急速充電や大出力のポートは1つだけでよくて、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど小物の充電を同時にしたい人
・持ち運び用として考えていない人
まずスマホだけの充電考えている人にはType-Cからの45W出力は持て余す可能性が高い。例えばiphone12なら、20Wの充電器で十分で45Wの出力があってもiphone側が45Wも受け付けない。
なので、PD充電対応しているモバイルPCやタブレットを持っている人にはおすすめだ。
次にAnker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)は4つポートあるけどType-CでのPDの急速充電に対応しているのは1つのポートだけである。なのでモバイルPC2台を急速充電したい、など考えている人には向かない。
そしてコードが思ったよりもかさばるので持ち運び用としてではなく、家や事務所に置いておいて使いたいという人にはぴったりの商品だと思う。
今買うならType-Cが2ポートの製品のほうがおすすめ
自分がこの製品を買ったのは2020年だったが、改めてankerのホームページを見ていたら新しいバージョンが発売されていた。
なにが違うかというとType-C端子が2つに増えている。1つのType-C端子からは最大45W出力できる点は変わらないが、2つのType-C端子に同時に接続した場合は20Wと30Wの出力になる。なのでスマホを2台同時に急速充電したい場合やタブレットとスマホを急速充電したい場合にはこっちのほうが良さそうだ。
Type-C端子両方使うと出力が20Wと30Wになるので、モバイルPCをなるべく早く充電したいという場合にはType-C端子一つだけ使うのが良さそうである。
ただ、M1 MAC BOOK AIRなんかだと同梱が30Wの充電器なので30Wでも問題なく充電できるので、片方のType-C端子でモバイルPCを充電しながら使いつつ、もう片方のType-C端子でスマホは急速充電するみたいな使い方にぴったりな製品だ。
自分が買ったType-C端子が一つの製品と500円程度しか変わらないので、可能性を広げる意味でもType-C端子が2つのモデルのほうが良さそう。