FIAT 500X

FIAT SUV 500X  2015年式と2019年式比較 

500X 内装 インテリア

この記事の概要

この記事ではFIAT 500X(フィアット チンクエチェント・エックス)の2015年式と2019年式の比較を行い何がどう変わったのかまとめた。

ちなみに自分の愛車は2015年式で初期のモデルなのでそれと比較してどう進化したのか見ていきたい。

また今後2015年式をレビューする際に、現行モデルの2019年式との相違点を明確にすることで誤解を招かないようにしたい。

ちなみにここで紹介している2015年モデルとは2015年10月~2017年7月のモデルのことである。

インテリア、エクステリアに関しては手元に最新の500Xがないため拾い物中心の画像の比較となっしてしまうためやめた。

なお、表の数値とサイズを表す画像はFIAT公式サイト、MC前モデルに関してはカタログより引用である。

https://www.fiat-auto.co.jp/500x/

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FIAT 500X グレード・価格

  現行 2019年 10月~ MC前 2015年10月~2017年7月モデル
 

500X

(受注生産)

500X

Cross

500X

Pop Star

500X

Pop Star Plus

500X

Cross Plus

価格(税込み) 299万円 341万円 286.2万円 307.8万円 334.8万円
排気量(cc) 1,331 1,368
最高出力
〈kW(ps)/rpm〉 [ECE]
111(151)/5,500 103(140)/5,000 125(170)/5,500
最大トルク
〈Nm(kgm)/rpm〉 [ECE]
270 (27.5) / 1,850 230 (23.5) / 1,750 250(25.5) / 2,500
駆動方式 前輪駆動 4輪駆動
トランスミッション 6速乾式デュアルクラッチオートマチック 9速オートマチック

グレードと価格を表にして表そうとしたところ、主な相違点も比較したくなったので、諸元表との並びとちょっと違う並びでの比較となった。

まずグレードが以前は3種類あったものが2種類となった。

表を見ればわかるが4輪駆動のCross Plusに相当するモデルがなくなった。

ジープブランドとのキャラのすみ分けをより明確にしたのかと思われる。

排気量は若干小さくなったが、前輪駆動モデル同士比較すると出力、トルクともに上がっている。

価格は前輪駆動モデル同士比べると結構上がっている印象を受ける。税込み表記なので消費税の影響もあるのだがそれ以上に上がっている。

この辺の価格上昇が妥当なのか気になるので、主要装備の比較などもを行っていきたい。

FIAT 500X サイズ比較

 

現行

2019年 10月~

MC前

2015年10月~2017年7月モデル

 

500X

(受注生産)

500X

Cross

500X

Pop Star

500X

Pop Star Plus

500X

Cross Plus

全長(mm) a 4280 4250 4270
全幅(mm) b 1795 1795
全高(mm) c 1610 1625
ホイールベース(mm) d 2570
トレッド 前/後(mm) e 1545/1545
車両重量(kg) 1410 1440 1380 1460
乗車定員(名) 5

サイズはあんまり変わらない印象だが、前輪駆動モデルは重量が最大で60㎏増えている。

重量は重くなっているが、燃費に関しては向上したと公式では記載がある。

ちなみに過去のモデルではJC08モードで記載があり、現行では別のモードで記載があったためややこしいのでここでは比較しない。

FIAT 500X 装備比較

FIAT 500X の装備を新旧で比較したい。

あくまでも変化があったところと、自分が大事にしているポイントだけの比較なので全然網羅できてない。

完全に主観でまとめてみて、これで価格と比較して高くなったのか妥当なのか考えたい。

  現行 2019年 10月~ MC前 2015年10月~2017年7月モデル
 

500X

(受注生産)

500X

Cross

500X

Pop Star

500X

Pop Star Plus

500X

Cross Plus

ヘッドライト ハロゲン LED ハロゲン バイキセノン
自動ハイビーム - - - -
シート ファブリック レザー 電動 ファブリック レザー 電動
シートヒーター(前席) -
パドルスイッチ -
TFTメーター液晶 3.5インチモノクロ 3.5インチカラー 3.5インチモノクロ 3.5インチカラー
ドライブムードセレクター - -
レーンデパーチャーウォーニング(車線逸脱警報) -
前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付) -
ブラインドスポットモニター / リアクロスパスディテクション  - -
リアパーキングセンサー(アラーム式)
リアパーキングカメラ -
フロントパーキングセンサー(アラーム式)
- - - -
Apple CarPlay   - -
Android Auto - - -
価格(税込み) 299万円 341万円 286.2万円 307.8万円 334.8万円

まずヘッドライトは、500X CrossにはLEDが標準で装備されるようになった。

Pop Star Plusを購入した時にLEDにするか聞かれたが、後からでもできることとLEDだとFIATのイメージにそぐわない気がしたのでやめておいた。

さらに現行モデルでは自動ハイビームが500X Crossには装備されるようになった。

シートに関しては、500X Crossでは電動のレザーシートが引きつづき装備されるようになり、500X(受注生産)のモデルではファブリックとなった。

ちなみに以前のモデルの500X Pop Star Plusのレザーシートはこんな感じで非常に落ち着きがあるんだけどかわいい感じの色になっており非常に気に入っている。

現行モデルの500X Crossでもボディカラーをホワイトとアバターブルーにすればブラウンになるらしい。(好きに茶色いシートに選ばせてくれよと思う…)

500X ブラウン レザーシート
500X ブラウン レザーシート


電動のシートに関しては、正直そんなに恩恵は受けないと自分では思ってる。

自在に調整ができるが、そんなに毎日調整するもんじゃないし、それなら5万円くらい安くしてくれたほうが嬉しいと感じている。

シートヒーターに関しては現行モデルで全車標準装備になったのは非常にうれしい。

冬場につけるとポカポカして運転中に寝そうになるくらい素晴らしい。ヒーター仕込むだけだと思うのでコスト的にもそんなにかからないと判断して標準装備してくれたのだろうかわからないがとにかくうれしい装備である。

パドルスイッチに関しては500X(受注生産)に関してはなくなってしまっている。エンジンブレーキかけたいときとかに重宝しているのでこれは結構不便だと思う。

TFTメーターに関しては、モノクロ機能的にもデザイン的にも問題ないと考える。

ここで言っている、TFTメーターとは写真真ん中のメーターだけど、速度とか距離とか白黒で十分なコンテンツしか出さないんだから、モノクロでいいと思う。

ちなみに写真は500X Pop Star Plusでモノクロだけど、チープな感じではない。

500X TFTメーター


ドライブムードセレクタとは、街乗りに優れたAuto 、スポーティーな走行用にSport、不整地等トラクションが必要な時のためにTractionのモードが選べるように以前のモデルではなっていた。

4輪駆動モデルがなくなって、前輪駆動だけになったら不要だと思うし、少なくとも私はほとんど触ってない。(常にAuto)


レーンデパーチャーウォーニング(車線逸脱警報)、前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)これらについては現行モデルで全車標準となったが、幸いなことに役に立ったことは一度もない。

前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)これはよく何にもないところで警告音が鳴るので、働いていいるようだが働いていない。

ブラインドスポットモニター / リアクロスパスディテクション これについてはFIAT公式ではこう説明しているが、結構助かる。

”ドライバーの死角にいる車両をドアミラーに内蔵された警告灯と警告音で知らせます。また、バックの際に側方から車両が接近すると警告を発する機能も搭載しています。”

現行モデルでは標準装備とはならずに500X Crossの装備となる。

リアパーキングセンサに関しては引き続き全車に標準装備で、パーキングカメラもこれまでは用意されていなかったグレードがあったが全車標準となった。

これも一度使ってしまうとないと怖くなってしまうくらい便利だ。

さらに現行の500X Crossではフロントにもパーキングセンサがついたとのこと。以前のカタログにはなかったため追加の機能と思われる。

Apple CarPlay / Android Autoにも現行モデルは対応している。初代のモデルには対応していなかったが2018年2月からは対応しているようである。

他にもいろいろ変更点はあるのだろうが、この表の装備の部分だけ言うと500X Crossはだいぶ高くなった感がある。そもそも前輪駆動であり、4輪駆動でもないし、AppleCarPlayとかにそれだけの価格の価値があるかといわれると微妙。

500X(受注生産)に関しては安全機能等が充実して妥当な値段の上げ幅にも見える。税金が2%上がっているはずなのでそれだけで6万円くらいは値上げしてしまうことになることも考えればかなり妥当と考えている。

FIAT SUV 500X  2015年式と2019年式比較 まとめ

2019年式の500Xの変更点の大きなポイントは下記

・4輪駆動のモデルがなくなった

・排気量は小さくなったが少しパワフルになった(燃費は向上)

・装備は500X(受注生産)、500XCross共に充実した内容になった

・価格は500XCrossがだいぶ値上がりした感がある

以前のモデルよりも500X Crossは高くなった感があるが、選ぶなら500X Crossだと思う。

この車は見た目が大事だと思うので内装の雰囲気がマッチしているのはレザーシートを装備している500X Crossがよく合ってると思うしそれだけでもこの値段差の価値はあると思う。

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